ガスの自由化は年間10万m3以上の需要家はすでに自由化されており、導管が繋がっていれば新規参入者が地域のガス事業者の顧客を奪うことは可能でした。
また電気と同じように、他社の導管であっても託送料金を払えば遠隔地のお客様にも販売は可能です。
例えば、LNGガスを沢山持っている電力会社やプロパンガス事業者などが新規参入者です。
それが4月から完全に自由化され、一般家庭から小さな事業所まで全てガス会社を選べるという建前になりました。
そうこうするうちに、地元の都市ガス会社から、それを知らせるお知らせが来ました。
ポイントは
①他の事業者に切り換える解約規定
②料金の自由化による認可制から自由化制への説明
③それによる最終保障約款の創設
④供給地点測定番号の創設
⑤それらに伴う各種約款の変更
などです。
③④などは電力自由化と同じ考えですから、わかりやすいです。
何より誰も知らなかった電力の自由化の開始と違って「こっそり」始まったのではなく、このような通知が有ることは良いことです。
ただし、諸事情から新規参入者が大々的に営業PRしながらお客様を奪い合う自由化は、関東・中部名古屋圏・大阪圏などの都市部に限られると思われます。
でも、自由化の圧力で電力も各種割引約款が出来ました。
長期割引などの概念も出てくるかもしれません。
また請求書・領収書なども基本料金・従量料金・燃料調整費などがわかりやすく明示される可能性もあります。
期待して、進展を待ちましょう。