以前、自宅を地元電力の自由化対応メニュー(選択約款)の診断をしてみたという記事を掲載しました。
実は今年の3月に切り換えていて、その結果が請求内訳書に記載されてきました。
上の画像が昨年4月(5月請求分)の従量電灯B契約の時の検針票で、下の画像が今年4月の新しい契約の請求内訳書です。
新しい契約メニューは「ナイト&ホリデー」と言いまして、その名の通り夜間と休日の料金単価を下げています。
https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/menu/menu_yorisou_nh.html
使用量や支払総額では変動するので比較できないので、単価が下がったかを確認しましょう。
燃料調整費や再生可能エネルギー賦課金も外部要因なので除きます。
昨年4月の従量電灯Bの時は、
基本料金 + 従量料金=7,313円(小数点以下切り捨て)
使用量は274kwhだったので、
7313円 ÷ 274kwh = 26.7円/kwh(小数点第2位以下四捨五入)
今年4月のナイト&ホリデーの時は、
基本料金 + 従量料金=6,261円(小数点以下切り捨て)
使用量は261kwh(平日昼間109kwh+夜間休日152kwh)だったので、
6261円 ÷ 261kwh = 24.0円/kwh(〃)
なんと、2.7円/kwh(全体で11%ダウン)しています。
これを電力自由化の成果と言わずして何というのでしょう?
契約先を変えなくても「お客様によりそうメニュー」採用で料金が下がる・・・・良いことですね?
ただし、この新契約でも平日昼間は単価が高いので、使用の仕方が変われば全体料金は上がってしまいます。
電力会社は使用ピークが少ない夜間や休日を割り引いただけで、全体を値引いている事ではないことは注意ください。
それが自由化であり、値引の担保であり、利害が一致して料金が下がるのは当たり前だという考え方も有ります。
では1年間使用してみて、診断通り年間7000円近く下がるのを確認しましょう。
その時に新電力側にもっと下がるプランが出ていれば良いですね?